チュウチュウおくさんの手も借りたい
・・・そうこうするうちに社会人になってしまいましたとさ。
来月から転勤になるので引越し準備をしています。
そしてわかったのが、自分が必要だと思っていたもののほとんどが実はゴミであったという事実です。
もうね、3分の2がゴミ。
つみあげられた45ℓゴミ袋10個(4月12日現在)を見るたび、こいつらのために家賃を払っていたんじゃないかと思わされ、怒りすら覚えます。
引越しがこの世で面倒くさいことのベスト10に入ることは間違いないです。
でも、なかなか楽しい作業であることもまた事実です。
この家に引っ越してから一度も大掃除をしなかったのは、私がズボラで面倒くさがりの横着者だからではなく、このわくわく感を楽しみにしていたからかもしれません。いや、きっとそうです。
まぁ、こんなところに探していたセーターが!「いまさらおせんだよ」と一人でつっこんだり、誰がうつってるんだか正直わからないプリクラを発見して申し訳ない気持ちになったり、大学2年のときに書いた「鳥取の20世紀梨産業」という論文を発見して成長のなさに愕然としたり、ほこりにまみれたスヌーピーをみつけて胸が苦しくなったり、上京するときに母親にもらった手紙を発見して涙ぐんだりするわけですよ。
ノスタルジーついでに、気が遠くなるくらいゴミだらけの押入れを眺めてピーター・ラビットシリーズの「のねずみチュウチュウおくさんのおはなし」にでてくるがまがえるの住む穴を思い出したりもします。2年前の通販のカタログや、なぜか弟の制服、へんてこりんな帽子、無駄にカラフルなカーテン等がつめこまれていました。
ピーター・ラビットの中では「のねずみちゅうちゅうおくさんのおはなし」がいちばん好きだな。
適当でごめんなさい。